こんな俺らでも。2

年末年始の男たち。7 ページ10

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白side

学校の最寄り駅に着くと時間帯もあって凄く混んでる。

「久しぶりだね〜」

と声をかけてくれたのはいつも乗り降りを手助けしてくれる駅員のおじさん。

白「お久しぶりです！」

「ちょっとほっぺた赤いけど大丈夫かい？」

白「あっ、たぶん寒いから赤くなってるだけです！」

「そう？ならいいけど。」

実は電車を待っている間、

自分の体調は最悪に…

息苦しいし、喉なんか違和感しかないし、、

家の最寄りまで20分だし、まぁ大丈夫。

家までもってくれ、、自分のからだ、、、

電車が来て、スロープを付けてくれた駅員さんに

笑顔で手を振り、学校の最寄り駅をあとにした。

はぁ、しんどっ、、

音楽を聴いて気を紛らわせて過ごすこと3駅。

あと2駅で着くというところ。



なかなか電車が出発しない…



すると車内アナウンスが流れた。

＼沿線火災により、運転を見合わせております。／

…は？まじ？

運転見合わせ、、

生憎この駅は小さい駅で他の電車が走ってない。

つまり別の線に乗り換えることが出来ない、、

ふっかさんに連絡するしかないか…

怒られちゃうかな。笑

ふぅ、なんかダルすぎる、やばいかも、、、

急にだるくなった身体にムチを打って

ふっかさんに連絡した。

ラウール電車が○○駅で止まっちゃった…迎え来てもらえると嬉しい

運転再開がまだわからないらしくて

同じ電車に乗っていたサラリーマンとか学生さんは

続々と電車を降りてバスやタクシーに乗り換えて帰路に着いているけど、

駅員さんに気づいてもらわないとこの電車から降りることも出来ない。

結局ひとりじゃ何も出来ないんだ。



身体のダルさが限界に達したのか、

だんだんと斜めに体が傾いていった。

誰かたすけて、、






「あのー、大丈夫ですか？」



ぱっと顔を上げると

大学生くらいの女の人が声をかけてくれたんだ。

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