ep.107 ページ7
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翌朝。
「んっ...」
眩しい...。
カーテンの隙間から朝の光が差し込んで、部屋の床にほんの少しだけ歪んだ四角い図形を描いていた。
側に置いてあった携帯を手に取り、液晶画面をタップしてみると、一件のLINEが届いていた。
親指でタップする。
すると、" 優志 "と映し出された名前。。。
ドクンッ。と、脈が波打つ。
" おはよう。招待状を送るのそろそろじゃない?
あと、3ヶ月後か。楽しみだね(^^) "
普段、絵文字なんて入れない人なのに...楽しみにしてたんだ。。
そう思うと、キュッと胸が締め付けられた。
いつもなら直ぐに返事を返すけど...
携帯を両手でギュッと握りしめて、額にぶつけた。
隣で、スヤスヤと眠るジミン君を見つめて、
どうしよう...
一気に押し寄せてくる、罪悪感と...
何とも言えない、この感情、、。
でも...
お互いお酒なんて呑んでないし、決してその場の
雰囲気に流された訳じゃない。
それははっきりと言える。
むくっと起き上がって、ダイニングルームへと向かった。
ポットにお水を注ぎ、加熱ボタンを押す。
珈琲パックをカップに入れて、お湯を注ごうとした時、バンッと勢い良くベッドルームの扉が開いた。
「ここにいるよ。」
振り返って私がそう伝えると、ホッと安堵した表情をしてジミン君は私を抱き締めた。
「帰ったのかと...思った」
細々と言った彼に、ギュッと抱き締め返す。
「ちゃんとここにいるよ」
「うん...」
私を抱き締める腕の力が、更に強くなった。
私は、この子が愛しい。
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chapi(プロフ) - みーみさん» みーみさん♡嬉しいコメありがとうございます!!亀更新ですが、今後とも読んでくださると嬉しいです♡ (8月5日 22時) (レス) id: 739a828904 (このIDを非表示/違反報告)
みーみ - 面白くて平日の深夜に一気読みしてしまいました!素敵な作品をありがとうございます!! (8月4日 8時) (レス) @page12 id: e9ee21c30f (このIDを非表示/違反報告)
chapi(プロフ) - akko01516366さん» お返事が遅くなり申し訳ありません。先程更新させていただきました!亀更新ですみません(: (2021年10月14日 22時) (レス) @page9 id: 926878a13a (このIDを非表示/違反報告)
akko01516366(プロフ) - 続きが見たいです。 (2021年9月26日 2時) (レス) @page8 id: dcd06ca4b0 (このIDを非表示/違反報告)
chapi(プロフ) - シヨさん» お返事が遅くなりごめんなさい!先程、更新させていただきました。大変長らくお待たせ致しましたm(_ _)m (2021年2月24日 23時) (レス) id: 926878a13a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:chapi | 作成日時:2021年1月12日 12時