略奪 " 愛 "【JIMIN】3

ep.104 ページ4

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腕を掴まれたまま、何故か身動きがとれない。




お互い見つめ合って、

「好き。。」

今度は、真っ直ぐな瞳とぶつかる。



綺麗なルナグレーの瞳。。




「・・・っ。」



トクン...トクン...。



どうしよう。。


今度は拒めない....かもしれない。。。




もう一度、

「好きだ。」

そう告げられて、ギューっと抱き締められた。





その時、ｼﾞﾐﾝ君からふわっと匂った香り

　

「ｼﾞﾐﾝ君、、この香り、、。」



「...あぁ、" AMORE(アモーレ) "だよ。」




「ヌナのこと...忘れたかったけど、忘れたく
もなくて...だから、、毎日付けてる。。」




ここ最近、色んな事が起こって香水を企画した私で
さえ少し忘れかけていたのに...


それがどんな理由であっても嬉しかった。





「嬉しい。ありがとう...」



自分でも、驚いた。。

抱き締められても、全く嫌じゃなかった。







この感情は何だろう。。。



抱き締められたまま、ボーっと考える。







「ヌナ...？」


ん？って、顔を見上げると、パチッと目が合った。



ドキッ。




どうしよう。。

自分の心臓がうるさい、、、。

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