略奪 " 愛 "【JIMIN】3

ep.103 ページ3

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「こーやって、、女性を部屋に呼んだの。
僕たち宿舎だし...周りにはSPもたくさん居る。

ましてやこーやって宿泊ホテルに女の子を呼ぶ
なんて、ありえない事だから。
それにいつもだいたいメンバーが居るし。。

だから、、なんかこの辺がソワソワしてて、
変な感じ。。(笑)」


ｼﾞﾐﾝ君はそう言いながら胸をさすり、撫で下ろした。




改めて、彼はアイドルなんだと気付かされた。


大変な仕事。

今までの彼女とも、ろくに会えてなかったのかもしれない。




コーヒーを私に差し出して、１人分くらいの隙間を
作ってｼﾞﾐﾝ君が隣に座った。




コーヒーを受け取って、



「ありがとう...」




「どういたしまして。」




ふー。

これだけは、言わなくちゃ...。



「でもどうして、、こんな危険な事をしたの。もし
記者の人に目をつけられてしまってたら、ｼﾞﾐﾝ君
終わっちゃうのよ」




「分かってる...でも周りの事を考えられなくなるくらい、、ヌナが好きなんだ。」
　



「ｼﾞﾐﾝ君、、気持ちは嬉しいんだけど、、」




パッと立ち上がったｼﾞﾐﾝ君に驚く間もなく、私は
腕を掴まれた。。




「僕を拒まないで。。」


私の言葉を遮って、、うるうるとした悲しそうな瞳。






「...最悪、、不倫でも。。。」


か弱く言った彼を見て、





くすっ。


とてつもなく...不謹慎。






咳払いをして...哀しげな瞳を見つめて、

「そんな事はできません。」


そう、告げた。

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