ep.115 ページ15
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ハァーとため息をついたツバサに
「もう...優志には伝えたの...」
と、正直に話した。
「あの人は何て?」
「認めないって...」
「まぁ...そりゃそうだわな」
ツバサに " その彼と一緒に、
優志さんに会いに行ったの?"と、問われ、
首を横に振った
そんなこと出来ない
「相手の彼の事を詳しく話せないから...」
「ん、どうして?」
「芸能関係の人だから...」
「・・・」
ツバサは、はぁーと溜息を吐いて運ばれてきたコーヒーをひと口、啜った。
「まぁ俺は...Aが恋愛でこんなに悩んでること事態が
驚きだけど、、、今までそんなタイプじゃなかったじゃん?(笑)」
コクリと頷く
「私もこんな恋愛体質だと思わなかった...自分でも驚いてる....」
「しかも相手は芸能人ってか...(笑)」
「それは...たまたまだよ。」
ツバサの知ってる人だとはとても言えなかった。
また目が合って、
優しく微笑んだツバサを見て胸が苦しくなった
優志の微笑む顔を思いだすと涙が出そうになる
だから、必死でグッと堪えた
キュッと下唇を噛んで俯く
「許してもらうまで話し合うしかないんじゃない?」
「うん...分かってる。もう結婚式の日まで残り少ないから...」
「俺は...何もしてやれないけど聞いてあげる事は
出来るからまたいつでも電話して来いよ」
「うん...ありがとう」
そしてツバサとは別れて、私は自宅へと戻った
あの日からジミン君はマメにカトクをくれるようになった
" あいたい "
" いま、なにしてる?"
" あいしてる "
国境を超えると男性の対応はこんなにも違うものなのかと驚くばかりだ
文面だけでも" 愛されている "と伝わってくる
それがとてつもなく嬉しくて愛しかった
ジミン君は今、海外ツアーの真っ只中でロンドンにいる
ツアー中の合間に写真付きのカトクが届いて思わず笑みが溢れた
バッキンガム宮殿の前でふにゃり顔をした笑顔でピースをする、ジミン君
アビーロードであの有名なThe Beatlesの真似をする彼等を見て微笑ましかった
でもやっぱり頭の片隅には" 優志 " の事が
あって、素直に心からは笑えなかった
ジミン君にも何とかするって言ったし
ちゃんとケジメをつけなくちゃ...
早く何とかしないと...
気持ちだけが先に先にと先走る...
でも前回の様な曖昧では終わらせられない
そして明日の夕方、また優志と会う事になった。
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chapi(プロフ) - みーみさん» みーみさん♡嬉しいコメありがとうございます!!亀更新ですが、今後とも読んでくださると嬉しいです♡ (8月5日 22時) (レス) id: 739a828904 (このIDを非表示/違反報告)
みーみ - 面白くて平日の深夜に一気読みしてしまいました!素敵な作品をありがとうございます!! (8月4日 8時) (レス) @page12 id: e9ee21c30f (このIDを非表示/違反報告)
chapi(プロフ) - akko01516366さん» お返事が遅くなり申し訳ありません。先程更新させていただきました!亀更新ですみません(: (2021年10月14日 22時) (レス) @page9 id: 926878a13a (このIDを非表示/違反報告)
akko01516366(プロフ) - 続きが見たいです。 (2021年9月26日 2時) (レス) @page8 id: dcd06ca4b0 (このIDを非表示/違反報告)
chapi(プロフ) - シヨさん» お返事が遅くなりごめんなさい!先程、更新させていただきました。大変長らくお待たせ致しましたm(_ _)m (2021年2月24日 23時) (レス) id: 926878a13a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:chapi | 作成日時:2021年1月12日 12時