略奪 " 愛 "【JIMIN】3

ep.113 ページ13

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『今朝まで一緒にいてたのに、もうAヌナに...逢いたい』


電話越しに聞こえてきた甘い声

深夜0時過ぎにかかってきたｼﾞﾐﾝ君からの電話。




『私も...。』



『次、いつ逢えるか考えてみたんだけど、、
海外ツアーの後かもしれない。。』




"ちょっと待って"と伝えて鞄からスケジュール帳を取り出す



ペラペラとページを巡り、ぎっしり詰まった
スケジュールを確認する



『それって...いつ？』



『海外ツアーが終わるのは今月の終わりなんだけど...
その間に大阪の公演があって、、、
ヌナは...大阪には来れないよね？

そしたら２週間後には逢えそうかも？』




『...それって週末？』



『うん、平日と週末合わせて４日間なんだけど。。』




良かった。

その週の週末は仕事は入っていない

週末なら１泊もできるし大丈夫そう。




今日の出来事を思い出して、
早くｼﾞﾐﾝ君に逢いたくなった。




『大阪に行く。。』



『...本当に？』


喜ぶｼﾞﾐﾝ君の声に、安堵して目を瞑る





その瞬間、優志の顔がパッと頭に浮かんだ




夕方の事...ｼﾞﾐﾝ君に伝えるべき...？




どうしよう...


悩んでいると、




『ヌナ、好き...』

甘い声で囁かれ、思わず...うっとり、、





嬉しさを噛み締めてたら、、

『ヌナは言ってくれないの？』と、

ケラケラ笑いながら可愛い台詞を彼が呟いた。




ふふっと笑って、

『好きよ。とっても。。』

素直な気持ちを伝えた。






今はこの幸せを噛み締めていたい...


話すのは後にしよう。

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