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向こうも負けずと、ナムジュンの変顔まで送りつけてくる




「わぁー、ナムジュンヒョン、こんな顔できるんだ!

頭いいのに、こんなレベル高い変顔作れて…

オレ、頭良いのに3枚目キャラも出来るような人って

本当に素敵だなって思うんですよね


やっぱかっこいいなぁ、ナムジュンヒョン」




「ただのお馬鹿な顔じゃんㅋㅋㅋ」


ジョングクくんはナムジュンをなぜか尊敬している







この飲み会には来ていないけど

変顔を送り続けてくるジミンやナムジュン、ホソクが私を心配している事がなんだか伝わる








「あぁ〜笑った!

歓送迎会なのに、ただの飲み会になっちゃったね〜

私は体調不良って事で、そろそろ帰ろかな」






ユンギさんは、私達のテーブルにたどり着く前に

課長につかまり、延々と課長の子どもの話につきあわれている







送っていくというジョングクくんに

あなたたちは、ちゃんと最後まで参加しなさいと命令をし

席を立つ






前部長に、お世話になりましたと、ご挨拶をし、

店を出た








と、その時ーーー









「A!」







後ろから


2年ぶりに呼ばれた名前




無意識に足が止まる




涙がまたあふれそうになるのをこらえ、深呼吸




そして、笑顔を作って振り返るんだ





「部長、お疲れ様です

今日はお先に失礼いたします

ご挨拶も出来ず、申し訳ございませんでした」






言いたい事なんて、こんな事じゃないんだけど

言える事なんて、こんな事








「A、久しぶり……元気してたか?」




出来れば名前なんて呼ばないでほしい




あなたとの今の関係は……


元恋人だけど、上司と部下






「おかげさまで、とても元気です

明日からはまた頑張りますので、よろしくお願いいたします」






「A、そんな事どーだっていいんだけど……」



何か言おうとするユンギさん

でも、これ以上いると、なんだか涙が出そうだから





「すみません、失礼します!」






逃げ帰った

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作者名:みんと | 作成日時:2024年3月23日 8時

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