君を想う4------TH (ページ7)

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それから年末年始もテヒョンは仕事で忙しかったけど
一緒に入れる時間はできるだけ家で二人で過ごした

明日は私が日本に帰る日
今日は2人で過ごす最後の夜

会社の人がこれからBTSが更に忙しくなってまた会えない日が続くからと早く退勤させてくれた

ハンバーグ、カレーライス、ポテトサラダ他にも沢山

テヒョンが私の日本料理で気に入ってくれたのを作った

もぐもぐ美味しそうに食べる彼の姿を目に焼きつける

ちらっと私の方を見たテヒョンはお箸を止めて

TH｢A元気ない？なんか悩み事あるんじゃない？｣

｢え？そんなことないよ？｣

正直この1週間弱、食事が喉を通らなくて、無理やり頑張ってたべてた
今日も心配させたくなくていつも通り頑張って食べ物を口に運んでいたのに、そのせいでバレたのかな

TH｢...ほんと？｣

普段はホワホワしてるのにたまにこうやってカンが鋭くなる時がある

｢ワールドツアーが始まるから、また暫く会えないんだもん、寂しくて少し元気ないかも｣

嘘つきでごめんね

TH｢あーそっか...ごめんね、本当は一緒に行けたら良かったんだけど｣

そう言うと自分の取り皿とコップお箸を移動させて私の隣に座って手を繋ぐ

TH｢充電しながら食べる｣

ほんとに私の恋人はかわいいな...

｢離れたく無くなっちゃうよ｣

テヒョンの左手を両手で包み込んで肩に頭を置いた

｢大好き｣

勝手に口から言葉が零れて

TH｢僕も大好きだよ、ずっと側にいてね？｣

返事ができなかった...

最後まで嘘が付けない自分がほんとに嫌い

代わりにごめんねのキスを落として誤魔化す

私からキスしたことに喜ぶ彼の姿を見るのが辛かった