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リビングを開けると
TH「わぁ、さっきの赤ちゃん連れてきてくれたの?」
少しご機嫌が戻ったテヒョン
「テヒョナ....あのね...」
声が少し震えて涙が込み上げてくる
少し言葉が喉でつっかえて、足は完全に歩くのを辞めて床にくっつく
テヒョンの後ろにいるジミンさんが優しい顔でゆっくり頷いて静かに応援してくれてるのが見えた
「あの、、この子ね、私の子供なの。」
TH「....え、?」
口を開けてぽかんとしてるテヒョンに歩み寄ってく
「良かったら抱っこしてあげてくれない?」
そっと座ってるテヒョンに向かい合わせてヒロミを膝に預ける
TH「え、いや、え?何言って....」
私から視線をはずしヒロミをじっと見つめる
TH「....うっ...」
「え?て、テヒョン、??」
ビックリした私、ジミンさんもテヒョンの顔を覗き込んで
JM「おまえ泣いてんの?」
いきなりテヒョンの瞳から溢れ出した涙は止まることなく流れ続けて、真っ赤な目と真っ赤な鼻でずっと鼻を啜ってる
TH「....この子のお父さん..ぼ、僕だよね?、Aと僕の子供だよね?...そーだよね?....」
これだけテヒョンに似ていたらきっと気づいてくれると思って何も言わずヒロミを抱っこしてもらった
「うん、そうなの、、ごめんね、今まで隠してて...」
テヒョンはギュッとヒロミを抱きしめて顔を埋めて首を振りながら
TH「ぼくの、せいだよっ、、そうさせちゃったんだよ、1人にしてごめん、、ほんっとに...っっごめん」
ジミンさんは黙って後ろからテヒョンをハグする
私はテヒョンの前に膝をつき見上げて話す
「私が悪いの、、ちゃんと相談しないで勝手に1人で決めてごめん」
TH「う、産んでくれてありがとう、、ほんとにありがとう...
超可愛いぃぃ...!ぅううっ...」
TH「ねぇ、名前は??」
私はキッチンの棚に置いてあった命名書をテヒョンに見せて
「泰海だよ」
TH「僕の名前が入ってる...この漢字はどういう意味?」
「海だよ」
TH「わぁ...僕たちにぴったり...」
そう言って涙を零しながらヒロミを1度高く抱き上げてほっぺにポッポした
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rei(プロフ) - ちふゆさん。ありがとう🥹ほんとに嬉しい (3月22日 21時) (レス) @page44 id: ca6de663e9 (このIDを非表示/違反報告)
ちふゆ(プロフ) - なゆさん» やっとです🥲ドキドキです🥲 (2月23日 17時) (レス) id: fe6888fa87 (このIDを非表示/違反報告)
ちふゆ(プロフ) - 。さん» 嬉しいコメントありがとうございます🥲 (2月23日 17時) (レス) id: fe6888fa87 (このIDを非表示/違反報告)
ちふゆ(プロフ) - reiさん» 神様はいるみたいです♡♡♡ (2月23日 16時) (レス) id: fe6888fa87 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ - わぁ… いよいよ…ドキドキします (2月22日 21時) (レス) @page43 id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちふゆ | 作成日時:2023年3月13日 23時