君を想う4------TH (ページ23)

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「この子の名前はひろみ」

クミ「ん！いい名前じゃん、漢字は？？」

「テヒョンの漢字をもらって泰海」

ベットサイドにあったメモに漢字を書く

クミ「素敵、テヒョンさん喜ぶだろうね」

「...うん」

日本の実家に娘のジミンちゃんを預けて来てくれたらしく
1週間は日本にいるとの事
それから暫く一緒に居てくれて、色々育児のアドバイスを貰って
それから最後に

クミ「Aの家の鍵と車の鍵貸してくれる？明日退院迎えに来るから！」

とサラッと言うくみにびっくりしすぎて思わずでかい声が出た

「ぅえ！？」

隣で泰海は気にせずすやすやと眠ってる

クミ「まだお母さんに話せてないんでしょ？明日からはジミナも一緒になっちゃうけど1週間私が家の事はするからゆっくりして？ね？」

「もぉおおおおー」

クミ「あんたそんな泣き虫だった？？笑、産後で情緒不安定なんだね。笑」

と笑いながらじゃーまた明日ねー！と実家まで新幹線で片道2時間以上はあるのに、まるで近所に帰るみたいな雰囲気で帰って行った親友

ほんと最高にかっこよくて優しい親友

本当は彼にこの小さな可愛い宝物を抱っこして欲しかった

一緒に悩んで喧嘩もたまにはして仲直りしたり

たくさん笑って同じものを見て同じ方を向いて生きていきたかった

でも私はもう充分幸せだよね

こんな遠い所まで私のために駆けつけてくれる親友がいて

不妊に悩んでる人がこの世に沢山いる中
赤ちゃんもなんの問題もなく健康に生まれてきてくれて

これからはこの子と過ごす毎日を大切に生きよう

そう心に誓って、久しぶりにInstagramに小さな足とメッセージを投稿した