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✾ ページ39

「帰ってきた!」

「おぉ!」

大将「普通にしろよ、普通に!」




ソワソワとした様子の大将達は、ツキの帰りを今か今かと待ちわびた。




『...ただいまー...。』

大将「お帰りなさいませー!!」

「おかえりー!!」

『...。』

「ツキちゃん!」




何事もなく、自分の部屋に戻っていくツキをおじさんは引き止めた。




『...?』

大将「これ!」

『ん?』




大将が大きめの紙袋をツキに渡した。




大将「あの、みんなからの就職祝い!開けてみて。」

『...。』




紙袋から出てきたのは服屋のショーケースに飾っていたエディターズバッグだった。




大将「ほら!欲しがってただろ?エデターズバッグ!」

「雑誌とかでは高かったけど!服屋のところで見たら安かったから!」

「うんうんうん!」

大将「気に入った?」

『...うん、大将、みんな、ありがとう。』




ツキは、大将たちを見ながらそう言った。




「あぁー!良かったー!」

「おうよ!」

「いいってことよ!」

大将「就職おめでとう!まだ、ファッションエディターじゃないけどツキちゃんなら絶対なれるよ!」

「俺たち信じて応援してるから!」

大将「頑張れー!」

「頑張って!」

『...ありがと。』




ツキはそう言うと階段を上がっていった。




『...。』




ツキは床に座り、机の上のエディターズバッグとButterのファッション誌を見つめた。




『...、。』




すると、ツキはスマホを取り出し、電話をかけた。




YG「...?はい。」

『...ツキです。』

YG「...どちらのツキさん?」

『校閲部のユ ツキです!』

YG「はは!わかってる、お前の名前を忘れるわけないだろ?」




ツキのその声にユンギは少し笑いながらそう言った。




『...やめたくない。』

YG「...あ?」

『やっと憧れのバンタン社に入れたの。
高校の卒業アルバムにバンタン社に就職するって書いてから10年かかった!でも、やりたいことはファッション誌の編集で校閲じゃない!だから、今辞めたら手に入るかもしれない夢を諦めることになるの!そんなの絶対嫌なの!』

YG「知らねぇよ...。
クビになる原因作ったのお前だろ?」

『...ホン先生に会わせて。』

YG「...は!?」

『謝りたいから会わせて、お願い。
...お願い、します。』

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
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kaguya(プロフ) - nanaさん» 少し参考にさせていただいてます! (4月3日 17時) (レス) id: 680b1279bc (このIDを非表示/違反報告)
nana - あれ…主人公が石原さとみに見えてくるなぁ🤔 (3月25日 22時) (レス) @page26 id: 93fd17df6c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kaguya | 作成日時:2024年3月15日 20時

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