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「....はぁ。」
「「おはようございます。」」
「おはよー。」
「あ、テヒョンさん。さっきライターのワンさんっていう人が尋ねてきたんですけど。」
TH「えぇ....?あ!」
テヒョンはそう呟くと、慌ててカバンからスケジュール帳を取り出し、落胆したような表情をした。
「まさかすっぽかしですか〜?」
TH「うわ、待って....はぁ、やっちまった....。今朝出る時までは覚えてたんだけどな〜....。」
「また、徹夜だったんだ。」
TH「押領だったから....。」
「あぁ....。」
TH「あぁ〜....やっちまったぁ〜。」
テヒョンはフラフラとした足取りで受付を後にしようとしたが、前から来たツキとぶつかってしまった。
TH「あぁ!すいません、すいません!」
『あぁ、いえいえ!ごめんなさい、ごめんなさい。』
2人はあたふたとした様子で別れようとしたその時、ツキが不意に怪訝な表情をした。
『....テヒョナ?』
TH「!....え?」
『テヒョナだよね!』
TH「ぁ....。」
『あたし、あたし!高校の水泳部の先輩だったユ・ツキ!やばい久しぶりだ』
TH「....うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」
ツキが興奮したような表情でテヒョンに詰め寄ろうとした時、大粒の涙を流したテヒョンがツキに抱きついた。
『うぉ!?え、ちょっとテヒョナ〜?何で泣いてるの〜?』
TH「セ”ンパィ”ィ”ィ....!!」
『ちょっと待って鼻水つけてないよね....?ついてたら怒るよ!?』
TH「会いたかったよぉぉ....!!」
『えぇ....?あ、それよりもあんたこんなとこで何してんの?あ、もしかして面接....?私さっき終わったとこなんだけど....そっか〜、あんたも苦労してんだね〜....。』
『頑張ってね!じゃ、私行くとこあるからごめんね、じゃあね、またね、ばいばい!』
ツキはそう言うとテヒョンの肩を叩き、足早に出版社を去っていった。
「あの人、知り合いだったんだ!」
TH「知り合いなんて、そんなもんじゃないよ。あの人は、俺の憧れで俺の世界に現れた女神様なんだ....。」
「え?」
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kaguya(プロフ) - nanaさん» 少し参考にさせていただいてます! (4月3日 17時) (レス) id: 680b1279bc (このIDを非表示/違反報告)
nana - あれ…主人公が石原さとみに見えてくるなぁ🤔 (3月25日 22時) (レス) @page26 id: 93fd17df6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kaguya | 作成日時:2024年3月15日 20時